そこにある体温には、命の温かさを感じます。
できれば一日一回
抱きしめた時のせなかの体温を感じてほしい。
そんな願いを込めた、園長のつぶやきブログです。
どうも。
真剣に考え込んでいるように頬づえをつきながら、実は顔のリフトアップをしている私です。
今日は ハロウィン。
秋の収穫を祝う日ということで、こひつじ農園での豊かな収穫をお祝いしながら楽しいひとときを過ごしました。
可愛い衣装を着て、手作りクッキーをもらう園児たちの隣で、私も仮装して混じってみましたが。
普段はずしたマスクの跡がなかなか消えない頬なので、ヒゲのついた動物のマスクをしていても自然と溶け込むことができました。
『また来てもいいよ』と言ってもらえて嬉しかったです。
真面目な話になりますが。
実をいうと保育士達は皆、保育を行う前に園児一人ひとりの生活をあらゆる視点から見通し、事前に細かい想定をしながら具体的な計画案を立てて日々の保育を行なっています。
数ある計画案の中、際立つのが【大いに褒める】と言う言葉。
内緒で少し紹介すると
《かっこいい姿が見られた際には見逃さずに大いに褒めていくことで喜べるようにする》
《苦手な野菜があったときでも、自分から進んで食べてみようと思えるように声掛けをしていく。自分から食べようとしていた際には大いに褒めていくことで喜べるようにする。無理強いはしない。》
《食具を使って食べようとしていた時には、大いに褒めていくことで次に繋がるようにする》
《戸外で、自然物に気が付いたり興味を持てたりできるように、さりげなく促していく。見つけられたことを認めて大いに褒めていくことで喜べるようにする》
毎年8月の終わりごろになると、親と一緒に山へ帰省していた子ども時分を思い出します。
ツクツクホーシの声が輪唱する緑の山で、家から持ってきた宿題にも手をつけず、めいっぱいに自然を楽しんで駆け回りました。
家に帰る日、並んで手を振るおじいちゃんとおばあちゃんの姿がどんどん小さくなる中『ツクツクホーシツクツクホーシ、また来いよーまた来いよー』と山いっぱいにこだまするツクツクホーシたちの声と情景が、今でも鮮明に残っています。
そして、ちょっぴり切ない気持ちのまま帰宅すると、やってもいない夏休みの日誌を置いてきたことに気づくのでした。
室内遊び中
「カキカキしてー」と言いながら、二等辺三角形のマグフォーマーを2つ持ってきた子に
『どれどれ』と、鉛筆のように持ち
もみじのような手のひらに、文字を書く仕草をしてあげると
じーっと私を見つめてくれました。
すると少し離れた所にいた別の子たちが、他の先生に
「チョキチョキしてー」と言いながら、二等辺三角形のマグフォーマーを2つ持って行くのが見え
『はい、はさみができましたよ。チョキチョキだねぇ。』
というやり取りが聞こえてきた瞬間
よく見ると私の前にいる
もみじのような手のひらの子の表情が
困り顔だったことに気づいた時の
なんともいえない空気感。
最近なんだか、歳を重ねるごとに涙もろくなってきたと話を切り出す友人。
聞くと、子どもの頃読んでもらった《ごんぎつね》の絵本が心に残っていて、作者である新見南吉の故郷・半田市を、大人になった今ドライブするだけでも涙がこぼれそうになるという。
友人いわく大切なのは【絵】
幼い頃、本を開いた瞬間の美しい絵に惹きこまれたことで、そこから兵十やごんの気持ちを考えるようになり、やがて作者である新見南吉の生涯を学ぶうちに、故郷についても興味をもったとのこと。
自宅まで車で送ってくれる帰り道。路肩を指さして「あっ見てー!黄色の可愛い花っ♪」と嬉しそうに教えてくれる姿が微笑ましくて。涙もろくてもいいじゃん。私の友人は、歳を重ねても純心で優しくて、相手の心を想いやることができる素敵な人。
この人とこの本を、出会わせてくれた人。優しい語りで絵本を読み聞かせてくれた人の存在にも想いをはせつつ“本は心の栄養です”という言葉を思いだしました。
誕生会に参加される保護者の方に、お子さんの名前の由来をお聞きしています。
自分の名前、また他者の名前の由来を知ることで、名付けてくれた方の想いや込められた意味を理解し、より一層愛情深く大切に想うことに繋がるような気がします。
《ピカソ》や《じゅげむ》の名前を高速早口言葉のごとく、得意気になって周囲に披露していた子どもの頃の自分に教えてあげたいなと思いますね。
私「この犬かわいいねえ」
児『わんぷり』
私「わんぷ・・り?」
担任(わんだふるプリキュアなんだよねー)
私「あー!わんだふるプリキュア、縮めてわんプリっていうんだね」
児『うんはやくかいにいかんとこれうりきれちゃうよ』
私「そうなの?じゃ急いで買いに行ったほうがいいね」
児『うんいそいだほうがいいよ、これいまにんきだからね』
3年前、園見学に来てくれた日。お母さんの抱っこひもの中で静かに眠っていた姿が初めての出会い。いろんなことを教えてくれて、こんなに笑いあっている今、想像していた一億万倍幸せな日々です。
明日はSETSUBUNですね。
週に一度の職員会議。
毎年この時期の職員会議次第には、これからの一年、自分の中に潜むどんな鬼を追い出していきたいのか制限時間一人1分以内で着席左回り順に宣言していくというハイレベルな議題が盛り込まれます。
これまで“早口鬼”や“アガリ症鬼”“沸点短め鬼”などなど、各々の宣言のもと様々な鬼が追い出されていきました。
そんな今年、先日の職員会議にて挙げられた鬼たちを少し紹介します。
“サボリ鬼”“くいしんぼ鬼”“リバウンド鬼”“めんどくさ鬼”“ヨガマット買って満足してるだけの運動しない鬼”
今回も様々な鬼が登場しました。是非この一年で身の内から追い出せると良いですね。
ちなみに皆、一人一鬼のようでしたが。
私の場合“あわてんぼ鬼”“三日坊主鬼”“朝弱い鬼”“駐車苦手鬼”“趣味増やし過ぎて手が回らない鬼”“ブログ更新頻度降下鬼”など六鬼くらい潜んでいるので、この一年気合を入れて立ち向かおうと燃えています。
自宅にて。
去年のクリスマスに喜んで買ったキャンドルスタンドが、仏壇用のろうそく立てだったということを知った今日この頃。
園ではクリスマスソングが流れる中、みんなでクリスマス会を行いました。
子どもたちが作った色とりどりの作品もきらめき、ラーメン(まぜそば)好きのサンタさんと一緒に、楽しく微笑ましい時間を過ごしました。
今月はオーナメントの飾りつけをしつつ、臼でついた紅白餅を使って花もちなどのお正月制作作りにも挑戦。
“クリスマスツリーと鏡餅が重なる季節”
和と洋が混じり合う景色も、なかなか面白くて素敵だな、なんて思ったりします。
あと2ヶ月半で2023年も終わってしまうだなんて
時の流れの速さに、かなりびっくりしています。
園庭の朝顔も枯れ始め、黒くて大きめの種を蓄えだした9月。
そろそろだねと収穫日を計画している中
よく気づく心優しい先生が、こぼれ落ちた朝顔の種と間違えて集めてくれていたのが
立派な芋虫のフンだったことを知った瞬間、とんでもない悲鳴をあげてしまったのも、ついこないだのことのよう。
そして10月。
今の園庭はキンモクセイの穏やかな香りで満ちています。香りを嗅ぐだけでアロマ&リラックス効果があるそうなので、時の流れの速さに驚きがちな、何かとせわしいこの季節にピッタリですね。
ずーっと嗅いでいたいけれど、嗅ぎ頃は2〜3日ほど(短かっ!)開花してから1週間で散ってしまうそうです。期間限定の甘い香り、散ってしまう前に、できれば急いでめいっぱい嗅いでおきたいところです。香りあるうちに、香りあるうちに。あーせわしい。なんだか結局とってもせわしい感じ。
『あコレコレこの曲!
ほらこの曲なんてタイトルだっけ』
『ねぇそれそれ
ソレなんていうんだっけ
そこの天井についてるの。
ほら扇風機みたいな、風まわすソレ。』
最近本当に出てこない 横文字カタカナ
ひどいわぁ~・・
『アレなんだっけ?汗流すこと。
水遊び後のお湯』
ひどい時には日本語さえも
瞬時に出てこない
ほんとにひどいわ。
そんなワタシであるのに、久しぶりに出会った卒園児の子の名前は一人ひとりフルネームでしっかり覚えている不思議。
今日も嬉しくて嬉しくて、親御さんと何年かぶりの思い出話に花が咲きました。
・・・でところであの鳥、なんて名前だったっけ。ドがつく。ドがつく鳥だわ、えーっとえっと・・・
ぁ全然《ド》、つかないわ。
黄緑色の季節 16:51
頭から脚の先まで15cmはあろうバッタに
「ヒィィィーッ!」とか「ヒヤァァァーッ!」とか「キャァァァーッ!」とか叫ぶ職員をよそに
子どもたちに見せてあげようと
連続で捕獲した2匹を
飼育ケースに入れてあげるK氏
子どもたちの図鑑を持つ手は慣れたもの
じゅうぶん触れ合ったバッタに自分達で別れを告げる姿にたくましさすら感じました
が
突如羽を広げて飛びたつ瞬間 やっぱり
「ヒィヤァァァーッ!!」と叫んでしまうワタシでした・・・
3人の子が顔を寄せ合って何かをのぞきこんでいたので一緒にのぞき込むと、小さな手のひらに黒い糸くずを乗せていた子が『むし・・・』と一言。
その瞬間、吹いてきた扇風機の風で黒い物体がひゅーっと手の平から飛び立ち、ドアのサッシに舞い降りました。
「どうする?逃げちゃうかもよ。捕まえて虫カゴに入れる?」と聞くと、慌てた表情の3人。
するとドアの向こう側から入ってきた子がサッシの黒い物体に気づき、ゆっくりつまみあげたので
「何それ」と私が聞くと『これは・・・』と口を開く。
一瞬全員の時が止まった後
『ごみかもしれん』
2歳児っておもしろい。
家ごと落ちてしまうんじゃないかと心配になっていたスズメの巣ですが
投稿した直後に巣立っていったようで、ギリギリ投稿して良かったなぁ・・じゃなくて無事に巣立ってくれて良かったなぁ・・とホッとしている今日頃ごろ。来年戻ってくる前までに増築してあげようかなと思っています。
今日、花壇に見慣れないツルがあったので、いつものように“花と緑・昆虫のコンシェルジュK氏”に尋ねると《ヘクソカズラ》という名の植物だそうで自然に生えてきたそうです。
名前の由来を聞いたあと、他にあっただろうと何とも気の毒になりましたが・・。
花やツル自体はにおわないそうなのでしばらく植えてあげようということになりました。
チュチチチチチチ!!
シチチチチチシ!!!
時折園に響きわたるツバメのヒナたちの声
昔から
《つちくってむしくってくちしぶい(土食って、虫食って、クチ渋い)!!》
と言っているように聞こえるそうですね。
見上げると園の屋根下の巣に6羽ほど見えるヒナたちですが
もう巣の中から体半分出てしまって、ぎゅうぎゅう状態なので
家ごと落ちてしまうんじゃないかと心配になります。
新型コロナウイルス感染症が第5類へと移行してから、まもなく2か月が経とうとしています。
マスクを外した先生たちの、明るい笑顔を見た子どもたちにもまた笑顔があふれ
私も今まで以上によく笑い、よく乾く前歯に喜びを感じています。
身についた手洗い・うがいの感染対策をこれからもしっかり行い
【一日一笑】笑顔咲く毎日を過ごしていきたいですね。